エベラールの名作(迷作)シャネルスーパーコピー「ネイビーマスター」時計修理の現場から

今回修理に出したのは、エベラールの名作(迷作)シャネルスーパーコピー「ネイビーマスター」だ。初出は1987年、エベラールの創業100年を記念して作られた自動巻きクロノグラフである。
ド不定期連載『時計修理の現場から』。今回は編集長広田が「イタリア人とオタクしか買わない」と称するエベラールの名作「ネイビーマスター」を修理現場へ持ち込んだ。エベラールは1887年スイスのラ・ショー・ド・フォンで誕生し、1930年代よりイタリア海軍で正式採用されたことを機に、今でもイタリアで高い支持を得ている時計ブランドである。
記念すべきモデルにもかかわらずETA7751を載せる本作は、多くの愛好家からは見向きもされなかったし、今後もおそらくそうだろう。しかし、筆者は往年のクロノグラフを思わせる緻密な文字盤や、直径30mmの機械を36mmのケースに押し込むという大胆なパッケージングを好んできた。今やどんなに経験が乏しいプロダクトマネージャーでも、こんな危なっかしい時計は企画しないだろう。荒削りな「ネイビーマスター」の構成からは、機械式時計の世界が盛り上がらんとする時代の勢いが感じられて、なんだか微笑ましい。
しかし、ニッチなメーカーのエボーシュ搭載機が人気を博すはずもなく、ネイビーマスターの市場価格は今や驚くほど安い。加えて搭載するETA7751が複雑なため、残った個体の多くは、きちんと整備されていない。筆者は今までにこの時計を2本買ったが、最初の1本は機械が全体的に摩耗していて、手放さざるを得なかった。部品が手に入りやすいETA7751といえども、摩耗しきっていたらどうにもならないのである。しかし、最近手にした2本目は中身がマシそうだったので修理することに決めた。もしきちんと直せたならば、市場にあるネイビーマスターで、もっともマトモな個体になるだろう。なっても喜ぶのは自分ぐらいしかいないけど。

今回修理に出したのは、エベラールの名作(迷作)シャネルスーパーコピー「ネイビーマスター」だ。初出は1987年、エベラールの創業100年を記念して作られた自動巻きクロノグラフである。
ド不定期連載『時計修理の現場から』。今回は編集長広田が「イタリア人とオタクしか買わない」と称するエベラールの名作「ネイビーマスター」を修理現場へ持ち込んだ。エベラールは1887年スイスのラ・ショー・ド・フォンで誕生し、1930年代よりイタリア海軍で正式採用されたことを機に、今でもイタリアで高い支持を得ている時計ブランドである。
記念すべきモデルにもかかわらずETA7751を載せる本作は、多くの愛好家からは見向きもされなかったし、今後もおそらくそうだろう。しかし、筆者は往年のクロノグラフを思わせる緻密な文字盤や、直径30mmの機械を36mmのケースに押し込むという大胆なパッケージングを好んできた。今やどんなに経験が乏しいプロダクトマネージャーでも、こんな危なっかしい時計は企画しないだろう。荒削りな「ネイビーマスター」の構成からは、機械式時計の世界が盛り上がらんとする時代の勢いが感じられて、なんだか微笑ましい。
しかし、ニッチなメーカーのエボーシュ搭載機が人気を博すはずもなく、ネイビーマスターの市場価格は今や驚くほど安い。加えて搭載するETA7751が複雑なため、残った個体の多くは、きちんと整備されていない。筆者は今までにこの時計を2本買ったが、最初の1本は機械が全体的に摩耗していて、手放さざるを得なかった。部品が手に入りやすいETA7751といえども、摩耗しきっていたらどうにもならないのである。しかし、最近手にした2本目は中身がマシそうだったので修理することに決めた。もしきちんと直せたならば、市場にあるネイビーマスターで、もっともマトモな個体になるだろう。なっても喜ぶのは自分ぐらいしかいないけど。